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松丸内科クリニック|茨城県取手市の内科、消化器内科、小児科

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お知らせ

鼻からの胃カメラ

従来の胃カメラは口から挿入するため、カメラの先端が舌の根元や咽頭に触れた時の 「ゲー」とか「オエッ」といった嘔吐反射が問題でした。
もちろん内視鏡の専門医が細い胃カメラを用いて丁寧に挿入することにより、なるべく 嘔吐反射が起こらないようにして、苦痛の少ない胃カメラ検査を実践してきましたが、嘔吐反射の強い患者さんにとっては、あまり受けたくない検査であったと思います。

最近鼻からの胃カメラが開発され、つらくない楽な胃カメラとして脚光を浴びています。
鼻から挿入するため、カメラの先端が舌の根元や咽頭に触れず、嘔吐反射がほとんど おこらないので、つらくないのです。鼻の局所麻酔を十分にすることで、鼻の痛みや 違和感はほとんどなく、鼻出血も特には問題ありません。口がマウスピースで塞がれて いないので検査中の会話も可能です。

2017年3月22日に当院では二代目となる経鼻胃内視鏡としてオリンパス社製の GIF-XP290Nを導入しました。
実際に使用してみると、嘔吐反射が少なく、喉も鼻も楽なようです。
これまで嘔吐反射が強くて苦しい経験をした人や、はじめて胃カメラを受けるのに つらそうなので決心がつかない人にはお勧めです。
なお、ほとんどの人は鼻からの 胃カメラが可能ですが、鼻の奥が狭いために入りにくい人が1割ほどいるようです。
その場合には、口からの細い胃カメラで、なるべく苦痛の少ない検査を心がけま

 

オミクロン株対応コロナワクチン接種について;
 2022年12月現在、日本はコロナの第8波でオミクロン株BA.5亜型が主流です。
従来のコロナワクチンでは罹患しても肺炎など重症化しにくい効果はありましたが、オミクロン株への予防効果が減少していました。そこでオミクロン株対応ワクチンが開発されました。オミクロン株への予防効果が高く、しかも重症化しにくい効果も合わせ持っているので、2価ワクチンとも呼ばれています。従来のワクチンを2回以上接種済みでコロナに対する基礎免疫がある人は、オミクロン株対応ワクチンを接種できます。従来のワクチンを0~1回接種の人でオミクロン株対応ワクチンを接種希望の人は、従来のワクチンを2回接種すれば打てます。10月は今春に流行したBA.1亜型を設計図にしたワクチンでしたが、BA.5亜型にもある程度の効果はあります。ファイザー社がBA.5 亜型を設計図にしたワクチンを開発し、11月からは個別接種の病院やクリニックで接種ができるようになりました。集団接種では11月まではモデルナ社のBA.1亜型のワクチンでしたが、12月からはファイザー社のBA.5 亜型のワクチンに切り替わっています。なお、オミクロン株対応ワクチンの接種は1回のみで、すでにBA.1亜型のワクチンを接種した人は、BA.5亜型のワクチンは接種できません。最近、接種間隔が5ヶ月から3ヶ月に短縮されました。
なお、コロナワクチンは接種後4週間経たないと十分な免疫がつきません。接種後に安心して人込みなどを出歩いて1~2週間後にコロナに罹患してしまった人もいますので要注意です。ワクチンの副作用の一つのアナフィラキシ―は普通は初回の接種時に起こる可能性があります。但し3回目以降でも当日に体調不良のまま接種してアナフィラキシーショックになった人も報道されています。ワクチン接種当日に体調の良くない人は延期して、体調の良い時に接種した方が安全です。皆様が無事にワクチン接種して免疫がつきますように!